【借金400万・55歳】Xの集客を調べたら、私は「ビフォー」しか持っていなかった

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前回、SNSを5つ比べて「私に残るのはXだけだ」と書きました。
その勢いのまま、その週の夜にアカウントの画面を開きました。
そして、プロフィールの入力欄で10分間、指が止まりました。
名前を何にするのか。
自己紹介に何を書くのか。
55歳、契約社員、借金400万円。
そのまま書いていいものか。
書いたところで、誰が得をするのか。
結局その夜は1文字も入れずに閉じました。
やる気がないのではなく、やり方を知らないだけだと気づくのに、そこからさらに数日かかりました。
この記事では、こんなことをお話しします。
- Xで集客するとき、初心者が何から手をつけるのか(順番は3つ)
- 実際に競合を20個書き出してみて、何が見えたか
- 調べていて、私がいちばん痛いところを突かれた話
X集客は、初心者が何から始めればいいのか
調べて分かった順番は、はっきりしていました。
①アカウント設計 → ②プロフィール設計 → ③投稿づくり。この順です。
私は完全に逆をやろうとしていました。
まず何か書いてみよう、と思っていたんです。
看板も決めずに、店先で声を出そうとしていた。
そしてもうひとつ、意外なことが書かれていました。
フォロワーの数や、どれだけ見られたかの数字は、そこまで追わなくていいと。
正直、最初は「またそういう慰めか」と思いました。でも続きを読んで納得しました。
1,000人に届いても、お金を払ってくれる人が0人なら意味がない。
逆に、たった1人でも自分の商品を買ってくれるなら、そこから売上が立つ。
フォロワーは目的ではなく、結果として増えるものだという話でした。
万人に好かれようとして当たりさわりのないことを書くと、誰の心にも残らない。
これは、「何を買うか」より「誰から買うか」で選ばれる時代だから、とも書かれていました。
① 競合を20個、手で書き出してみた
ここからは、実際にやってみた話です。
まずやるべきは競合のリサーチ。
検索窓に自分のジャンルの言葉を入れて、今も発信を続けているアカウントを20個ほど選ぶ。
目安は、フォロワーが500人から1万人くらいの人を、規模ごとに5人ずつ。
書き出す項目も決まっています。
名前、フォロワー数、プロフィール文、いちばん上に固定してある投稿、リンク欄に何を貼っているか。
日曜の午前中、ノートを開いて実際にやりました。
そこで分かったことが2つあります。
ひとつは、数年前で更新が止まっているアカウントが、思っていたより多いことです。
当時は稼げていたのかもしれませんが、今は動いていない。
参考にするなら今も動いている人にしなさい、と書かれていた意味が、探して初めて分かりました。
もうひとつは、手で書き出すと嫌でも共通点が見えることです。
上手い人のプロフィールは、判で押したように同じ形をしていました。
①誰に向けているか
②何をしてきた人か
③次にどこを見ればいいか
この3つが、必ず短く入っている。
これは仕事で20年やってきた作業と同じでした。
動いているシステムを20本読めば、その現場の書き方が分かる。
ゼロから考えるより、正解を並べて眺めるほうが早い。
それだけの話です。
② ジャンルを細かくしたら、競合が消えた。でも
次は差別化です。
競合が多い分野に入るなら、競合がいなくなるまでジャンルを細かくしていくやり方です。
試しに、自分でやってみます。
- 副業 → 人が多すぎる
- 50代の副業 → まだ多い
- 50代・借金あり・往復4時間通勤の副業 → ほとんど見当たらない
たしかに競合は消えました。
ただ、ここで正直に思ったことも書いておきます。
細かくしすぎると、今度は読む人まで消えるのではないか。
この疑問は、たぶん半分正しくて半分間違っています。
というのも、狭くても「これは自分のことだ」と感じる人がいれば、その人には深く刺さるからです。
広く浅く届くのと、狭く深く届くのと、どちらが売上になるか。
答えは考えるまでもありません。
別のやり方として、ジャンルを掛け合わせる考え方もありました。
似た分野にいながら、切り口だけを少しずらす。
「早起き×副業」のように、2つ足すだけで競合が少なくなるという話です。
③ プロフィール160文字に、6つの要素は入らなかった
プロフィールで整えるのは4つ。
①名前
②アイコン
③自己紹介文
④ヘッダー画像
名前は、読みやすさと、何を発信している人かが分かること。
凝った名前より、見ただけでテーマが浮かぶほうがいいです。
アイコンは顔を出す必要はなく、ちゃんと運用している感じが伝われば何でもよく、ここは正直ほっとしました。
問題は自己紹介文です。
入れるべき要素は6つです。
①解決する悩み
②思い込みをひっくり返す一言
③誰に向けているか
④どうやって届けるか
⑤自分の背景
⑥そして最後に、次にどこを見てほしいか
私はこれを、Xの上限である160文字に収めようとして、あふれさせました。
1回目は240文字。削って190文字。まだ入りません。
この感覚には覚えがあります。
仕様で決まった桁数に、どうしても項目が収まらないときの、あの感じです。
結局やることは同じで、優先順位の低いものから落とすしかない。
私は「背景」を最後まで残し、丁寧な言い回しを全部捨てました。
あと、最優先で読んでほしいものを一番上に固定し、次に見てほしいものをリンク欄に置く。
プロフィールは自分のホームページのようなものだという説明は、腑に落ちました。
適当に作られたページを信用する人はいませんから。
いちばん痛かったのは「ビフォーアフター」の話
投稿づくりで紹介されていたうちのひとつが、自分の変化を見せるという考え方です。
そして、こうも書かれていました。
どん底が深いほど、その変化は強く伝わると。
借金を抱えたところから抜け出した人の話には、最初から順調だった人の話にはない説得力がある。
読みながら、私は自分のノートを閉じました。
私が持っているのは、ビフォーだけです。
借金400万円、契約社員、老後の貯金ゼロ。
どん底の材料なら、たっぷりあります。
でもアフターがない。
まだ1円も稼げていない。
それでも、やめる理由にはしませんでした。
アフターは、これから作るものだからです。
今書けるのは「変わった話」ではなく「変わろうとしている途中の話」だけ。
そう割り切るのに、しばらくかかりました。
言い訳めいて聞こえるかもしれませんが、私はこう思っています。
完成した人の話より、途中の人の話のほうが、同じ場所にいる人には近い。
正直に、引っかかったところも書いておきます
Xの集客で年間億を稼ぐ方の商材の中に、「仮想敵」を決めて、それを否定しながら自分の考えを打ち出すという方法がありました。
人格を攻撃するわけではなく、やり方や価値観を否定するのだ、と。
理屈は分かります。
効果もあるのでしょう。
でも私は、これを自分がやっている姿を想像して、少し気持ちが重くなりました。
誰かのやり方を踏み台にして自分を立たせる書き方は、私の性格に合いません。
だから私は、否定の対象を人ではなく、「昔の自分」にすることにしました。
70万円を失った頃の自分。
何もせずに5年過ごした自分。
それなら、誰も傷つけずに同じことが書けます。
もうひとつ、これは素直にいいと思った注意点があります。
読む人の現状を否定するだけで終わらせないこと。
指摘はしても、その人の可能性は全力で肯定する。
読者の味方でいる。
当たり前のようでいて、忘れやすいところだと思いました。
私が今月やること
決めたのは2つです。
ひとつは、プロフィールを160文字に収めて、今週中に再度公開すること。
完璧を待っていたら、また10分間指を止めるだけです。
もうひとつは、「昔の自分」に向けた投稿を、まず10本書くこと。
1日1本なら、帰りの電車で足ります。
もしあなたも何か発信しようとして手が止まっているなら、今日できる小さな一歩はこれです。
自分と似た立場の人のプロフィールを、5つだけ紙に書き写してみてください。
10分で終わります。
ゼロから考えると手が止まる人でも、並べて眺めると、不思議と書けるようになります。
少なくとも、私はそうでした。

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