マーケティング

売りたい商品を売るにはこの方法で売る

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例えば、家電量販店でテレビを購入しようとして、下記の3つの価格帯があったとしましょう。

・1万円
・5万円
・10万円
あなたなら、どの価格のテレビを購入しますか?

 

心の中で1つ決めてください。

 

私が当ててみましょう。

 

んーーー

 

「5万円」ではないでしょうか?

 

当たりました?

 

「松竹梅の法則」を使えば収入がアップする

人は3つの中から1を選択する場合、多くの人は真ん中を選択するとい心理が働くのです。

 

一番高い価格に対しては「安いモノよりは性能がよく、メーカーも一流で安心だけど、そんなに高いものが本当に必要か」という心理になります。

 

一方、一番安い価格に対しては「これを選んで、知らないメーカーで性能はどうなんだろう、すぐに壊れないか」といった心理になります。

 

よって、「高機能で安心できて価格が高い」かつ「知らないメーカーですぐに壊れないか心配」の場合、真ん中が選ばれやすくなります。

 

このような、行動経済学で言う「極端の回避性」の心理傾向があるから、人は真ん中を選んでしまうのです。

 

この3つの選択があり、真ん中を選んでしまうことを「松竹梅の法則」と言われており、

おおよそ「松2:竹5:梅3」の比率で真ん中を多く選んでしまいます。

 

3つの選択がある場合は、「松2:竹5:梅3」の比率ですが、

2つの選択の場合はどうなると思いますか?

 

「竹3:梅7」の比率で安い方の価格を選んでしまうのです。

 

さらに、4つ以上の選択がある場合はどうなると思いますか?

 

興味深い結果が出ています。

 

大体ですが、真ん中の価格帯を選びます。

 

しかし、この場合には条件があって、「買う」と決まっている場合になります。

 

まだ、「買うか買わないか」決めてない時は、「今は買わない」という行動に出る可能性が高くなります。

 

家電量販店に行って、50インチのテレビを見に行った時に、メーカー、機能、価格帯が違うテレビが5、6台ありますよね。

 

悩んで悩んで、結局買わないという経験はありませんか?

 

「こっちはこの機能が便利だけど、こっちにはこんな機能がある、でもこっちには…」なんてことありますよね?

 

こうなってしまうと購入後、後悔をしたくないのですぐに購入することができなくなります。

 

今までのことを踏まえて、売りたい商品を売るには、商品のグレードを3つ用意して、
売りたい商品を、真ん中の価格帯にします。

 

最も売れる価格の決め方

ここで価格を決めるにもコツがあります。

 

売りたい商品(竹)が1万円で売りたいなら、高い商品(松)は、2万円にする。

 

そして、安い商品(梅)は、8500円にする。

 

ここで価格を並べてみましょう。

梅:8500円 < 竹:1万円 < 松:2万円

 

売りたい商品(竹)との価格差も見てみましょう。

梅と竹の差:1500円

竹と松の差:10000円

 

この意味がわかりますでしょうか?

 

高価格(松)と売りたい商品(竹)の差が10000円になるので問題外になります。

 

低価格(梅)と売りたい商品(竹)の差が1500円になります。

 

ちょっと手を伸ばせば売りたい商品(竹)に手が届く価格帯にしているのです。

 

この価格帯にすることで、不安や心配がある低価格(梅)より、
不安や心配がなく、売りたい商品(竹)が最もお買い得感が出て選んでくれるのです。

 

松竹梅の法則で得られる3つの効果

1.客単価が上がる
2.利益率が上がる
3.成約率が上がる

 

それでは1つずつみていきましょう。

1.客単価が上がる
2.利益率が上がる
客単価が低い場合、収入を増やすためには、集客数を増やさなければなりません。

 

集客数を増やすためには、広告などのを行うため集客コストがかかります。

 

それと共に、広告などを行うための作業が増えます。

 

もし、客単価を高くすることができれば、集客コストや作業がなくなります。

 

なので、一番よく売れる売りたい商品(竹)の客単価を高くするのです。

 

このようにすれば、集客コストや作業がなくなり、売上も上がるので良いことばかりになります。

 

松竹梅の法則を使い、売りたい商品(竹)の客単価を上げましょう。

 

従来のグレードが2つ(1000円、1300円)の場合は、グレードを3つ(1000円、1300円、2300円)に増やすことにより、
1300円の商品がより多く売れるようになり客単価及び、利益率が上がるということです。

 

3.成約率が上がる
松竹梅の3パターンによって、商品の選択肢が増えることになれば、
当然、商品が手に取られる確率は上がり、成約率も高くなる。

 

特に、安い商品(梅)の商品が、購入のハードルを下げる役割を果たせば、
お試しとして安い商品(梅)を購入してもらい気に入ってもらえれば
その次に竹や松の商品を買ってもらえる可能性があがります。

 

よく、化粧品やサプリなどがこのようなことを行っております。

 

ものを売るための知識を本格的に行いたいと思うなら、
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すーさん
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50歳を超えてから副業を始めました。 どのような副業をしようか、悩みに悩んだ結果、『どんなものでも売る力』をつける。 これしかないです。 そのために、マーケティングを学ぶことを決めました。 古来より、価値の交換(ものを売る)は行われてきました。 これからも、価値の交換(ものを売る)は無くなるとは思えません。 今だけ稼ぎたいなら他にも選択はあるが、年と共に覚えも悪くなるので、いつまでも使える知識としてマーケティングを選びました。 マーケティングは学べば学ぶほど面白いものです。 人はどうしてそれを選ぶのだろう、人はどうしてそれを買うのだろう、人はどうしてそれを買わないのだろう。 このようなことがわかれば、後はどのようにすれば、人は選び、買ってくれるのかがわかります。 あなたも少しでも興味がありましたら、私と一緒に学びましょう。 「売れなかったものでも」「どんなものでも」『売る力』を身につけましょう。 お問い合わせ

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